2017/12/21 富士宮(自宅)にて

Hαフィルターでの撮影および画像の色分解と再合成

撮って出し 7枚コンポジットしてモノクロ化し、あれこれ補正したもの
以前、霧ヶ峰でノーフィルターで撮影したもの 左の画像を RGB分解し、Rチャネルを上の画像で差し替えて再合成した後、カラーバランスを調整したもの

撮影条件

• カメラ: Canon EOS 60Da
• レンズ: Sigma 30mF1.4 DC HSM (F4)
• フィルター: Astronomik Hα EOS用 (半値幅 12nm)
• ISO感度: 3200
• 露光時間: 300秒
• 追尾: Kenko Skymemo S
• 画像処理: StellaImage 7(ダーク補正後、加算平均コンポジット、モノクロ化、光害カブリ補正、デジタル現像、レベル補正、トーンカーブ調整他)

気温は2℃
カノープスが 4等くらいにしか見えない透明度だった。

なんちゃってナローバンド(AGB合成)という感じ?
公害カブリの軽減と赤い星雲の強調を狙ってやってみた POCというスタンスなので、 位置合わせやバランスなどは手を抜きまくりだが、 それでも非常に面倒だった。
お遊びとしては面白かったが、この面倒さに抗って諸々の精度を上げていく モチベーションを維持するのは自分には無理っぽく、 実用性はないかも．．． ^^;;

Hαフィルターを使うと、とにかくファインダー内は真っ暗で何も見えないため、
* 構図が決められない ^^;
* フォーカスを合わせられない ^^;;
という状態で、試写しては少しずつ修正してまた試写をするという繰り返しで、 撮り始めるまでに 30分以上もかかってしまった。
モノクロでもいいからお気軽に空の明るい自宅でも撮影したくて フィルターを使ってみたが、そんな苦労をした割には 思っていたよりも光害カブリがきつくて除去できず、非常に残念。