Lovejoy彗星 (C/2014 Q2)

2014/12/22: 朝霧アリーナ

明るくなっているという情報をみて撮影開始。たしかに立派。
(D100mmF4) (180mmF4)

2014/12/23: 自宅

翌日は仕事のため泣く泣く自宅で撮影。透明度はまあまあ。
(180mmF4)

2014/12/24: 自宅

平日なので自宅で。透明度悪くカノープスがかすかにしか見えない。
それにしても前日との尾の写りの差が大きすぎるような...
(180mmF4)

2014/12/25: 自宅

平日なので自宅で。前日よりは透明度良くカノープスがよく見えるが、やはり尾の写りは悪い。
幅広い尾なのでダストテイルが見え始めているのかとも思われるが、イオンテイルは???
(180mmF4)

2014/12/26: 自宅

翌日は休日なのだが、所用で帰宅が24時近かったので、またも自宅で。
赤道儀のクランプの締め付けが甘かったらしくガイドが流れていて、 かろうじて救えそうなもの 4コマだけをコンポジットしている。
前日よりはさらに透明度良くカノープスがよく見えるが、上記の失敗を考え合わせてもやはり尾の写りは悪いように思う。
ただ、画像を反転させて見ると前日よりは少しイオンテイルが伸びているようにも見える。
しばらくはどういう変化をするか興味深い。
(180mmF4)

2014/12/27: 富士ケ嶺

淡くなっていた尾が復活している。
薄雲がたえず通過している状態でバックがカブっていて処理が難しかった。
100SDUFでの画像を見ると短時間で尾の形状が変化しているように見える。
(D=100mm F4) (D=100mm F4: Animation GIF)
(180mm F4)
(105mm F4)

2014/12/30: 自宅

透明度がかなり悪く、カノープスがまったく見えない。
大きくなってきた月が西の空に残り、撮影条件が悪くなってきた。
それでも 5×15双眼鏡でかろうじて存在を確認できて増光は順調の様子。
一昨日より尾の写りが悪いが、空の条件が悪いせいなのか、実際に尾がまた淡くなっているのかは判断できない。
(180mmF4)

2015/01/03: 自宅

透明度はまあまあ、カノープスもふつうに見えるが大きくなった月が彗星から40度ほどにある。
それでもファインダー内でも存在を確認できるくらいに増光は順調の様子。ダメもとで撮ってみた。
反転・強調すると尾もかなりのびている事がわかる。
(180mmF4)

2015/01/07: 自宅

月の出前に彗星の高度が 40度を越えるようになったので、 期待して撮影したが透明度が悪くイマイチ。
尾が 3日くらいの周期で淡くなったり濃くなったりを繰り返しているようにも感じられるが、 透明度のバラつきが大きいのではっきりしたことはわからない。

2015/01/08: 自宅

透明度が最悪で富士山もろくに見えないほど。
それでも尾が核近傍でシャープに 3本ほどに別れているのがわかる。
好条件下で撮影してみたいものだ。

2015/01/09: 自宅

透明度は中の下で肉眼で4等がギリギリ。
まだ肉眼では見えないが5×15双眼鏡で楽に見つかる。
前日まではオリオンを目印にして探していたが、この日はヒアデスからたどるのが分かりやすかった。
イオンテイルの形状が短時間で大きく変化している。

GIFアニメ

2015/01/10: 自宅

透明度は冬としてはごく普通のレベル。カノープスもふつうに見えた。
昨日同様、イオンテイルの形状が短時間でダイナミックに変化しているのがわかる。

GIFアニメ

2015/01/11: 自宅

夕方ベタ曇りだったので油断していて撮影開始が少し遅くなってしまった。
透明度はいまいちでカノープスもかろうじて見える程度。
昨日同様、イオンテイルの形状が短時間でダイナミックに変化しているのがわかる。

GIFアニメ

2015/01/12: 自宅

休日出勤で帰宅が遅かったが、月の出がずいぶん遅くなっていて助かった。
透明度は中の上。カノープスもアルデバランくらいの感じに見えた。
自宅で初めて裸眼で彗星の存在がはっきり確認できた。
毎日イオンテイルの形状が短時間でダイナミックに変化していて目が離せない。

GIFアニメ

2015/01/13: 自宅

しばらく続いた晴天もこの日までという予報だったので、 早めの時間帯から月の出前に高度の高い時間帯を 30分おきに撮影して、 尾の変化をどの程度とらえられるか試してみた。
透明度はまあまあでカノープスはふつうに見え、彗星頭部も裸眼で確認できた。
GIFアニメ

2015/01/17: 朝霧アリーナ

久しぶりに空の暗いところでの撮影。
北東の風が非常に強く、時折クルマが揺れるほどだったため、ブレてしまったフレーム多数。
16フレームずつの撮影をしていたが、ツチノコでの撮影分は像の肥大化に妥協しても 9〜10枚程度しか使えていない。
(D=100mm F4)
(180mm F4)
(105mm F4)

2015/01/19: 自宅および朝霧アリーナ

自宅で撮影開始したが透明度が最悪だったので、朝霧アリーナに移動。
アリーナも早い時間で街の灯りで空が明るかったが、ほぼ天頂と感じるほどの彗星の高度に助けられた。
目立つ2本の尾は、それぞれにさらに細い尾で構成されているのがわかる。
すばるとの接近をなんとか撮れてよかった。
(180mm F4): 自宅にて
(180mm F4)
(105mm F4: 恒星基準でコンポジット)
(105mm F4: 彗星基準でコンポジット)

2015/01/23: 自宅

透明度はまあまあだったが意外と写りが悪かった。
バックのカブリもふだんと変わらないレベルだったので、 実際に彗星が少し暗くなり始めたのかもしれない。

2015/01/24: 富士宮市山宮

せっかくの週末なのに曇っていたが、21時過ぎから自宅周辺は晴れてきたので、 念のため朝霧アリーナと富士ヶ嶺に行ったがいずれもダメだったので、あきらめて帰宅しようと下ってきたら上井出から下は快晴。
急きょ、路面凍結の心配がなく、そこそこ標高(520m)があって、クルマの往来が少なそうな奇石博物館前で撮影した。
富士ヶ嶺往復の無駄な1時間のせいで彗星の高度が下がってしまい、 光害カブリがひどく自宅での撮影とあまり変わりがなくなってしまったのが残念。
いっそ初めから十里木あたりに行けばよかったのかも、と思っても後の祭り。
(180mm F4)
(105mm F4)

2015/02/08: 富士宮市人穴

昼間は雨だったが、夕方から急速に回復したので出撃。 アリーナ周辺は雪で水蒸気が多くガスで覆われていたため、県道71号沿いでロケハンし、 広見公民館の上の方にある養鶏場近くの空き地(標高780m)で撮影した。
尾のディテイルが写りにくくなってきていることや、 恒星に対する彗星の動きが小さくなってきているので、 そろそろ彗星基準でのコンポジットよりも恒星基準のコンポジットの方が星がうるさくならなくていいかもしれない。
(180mm F4)

2015/02/11: 朝霧アリーナ

昼間は気温がかなり上がってよく晴れたが天気は下り坂。
日陰には先日の雪がまだ残っていて、雪だるまの残骸が多数。
透明度はあまりよくなく、さらに 10コマほど撮ったあたりから薄雲に覆われてしまった。
(180mm F4:10コマ)
(180mm F4:24コマ)

2015/02/14: 県道71号(本栖)

極軸がズレてしまっていたらしく、全コマ流れてしまった。 :-(
おまけに PM2.5の襲来でもあったのか、空が非常に明るかった。
富士ヶ嶺に行ったが先客多数でクルマがあふれていたので、急遽移動しての撮影となった。
今回は恒星基準でのコンポジット。
(180mm F4:40コマ)

2015/02/15: 朝霧アリーナ

(180mm F4:恒星基準でコンポジット) (180mm F4:彗星基準でコンポジット)

撮影条件


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