2018/01/31 皆既月食: 富士宮(自宅)にて

タイムテーブル

月出 16:53
半影食開始 19:49
部分月食開始 20:48
皆既開始 21:51
食の最大 22:29 (食分 1.321)
皆既終了 23:08
部分月食終了 24:11
半影食終了 25:10

半影食から皆既終了までの経過

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ターコイズフリンジの変化

微妙な色の違いなので、わかりやすくするために彩度を強調している。
ターコイズフリンジの不可視/再可視時間と皆既開始/終了との関係は、
* 皆既開始後 14分くらいで見えなくなった
* 皆既終了前 14分くらいから再び見えるようになった
となっているように見える。

今回の月食では、 目視でも皆既中の色合いが時間の経過につれて黄色味が強くなったように感じていたが、 一連の写真にも表れている。
ターコイズフリンジの色も、再可視の時の方が名前にふさわしい色合いだと思う。 (不可視になる前の色合いはターコイズより緑味の少ない青に見える)
薄雲(透明度)が影響していた可能性もあるが、実際のところは不明。
そういう意味では、あと30分、雲の来襲が遅くなって欲しかった。(愚痴)


撮影条件

天気予報は曇りで晴れ間が出る可能性がほとんどなく、 機材の準備はしていたものの、20時くらいまでは薄雲が広がっていて朧月だった。
しかし、20時30分くらいから急速に晴れ間が広がって、 皆既終了の直前までの経過をかなりよい条件で見ることができた。
(時々ごく薄い雲は通過していたが、悪影響と言えるほどの影響はなかった。)
皆既終了にさしかかった 23時くらいからはどんどん雲が厚くなってしまい、 23時40分くらい以降は望遠鏡を通しても見ることができなかった。
皆既前後の美しいところはほぼ見ることができたので、本当にラッキーだった。

この月食は、 スーパームーン(実際には 1月2日の満月が 2018年最大の満月)と、 ブルームーン(1月2日に続く当月2度目の満月)が重なった 皆既月食(赤い月)ということで、 巷では「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」などと呼ぶ向きもあったようだ。 → NASAのサイト


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