Kenko Skymemo Sは専用微動台座を赤緯軸に使ったドイツ式で構成していたのですが、何度か使っているうちに、

  • 子午線越えでの東西反転が面倒
  • バランスウェイトが必要で運搬時に重い

という弱点が気になって、アリガタとアルミ板とアルカスイスのパノラマ雲台を使った片持ちフォーク式を作りました。

アリミゾは手持ちのもの、アルミ板はミスミの通販で 1200円程度でサイズや表面の仕上げまで指定どおりのものを入手できました。
加工は近所のホームセンターでボール盤を借りて穴あけを 5カ所行い、うち 2ヶ所にタップを立てただけです。

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カメラはアルカスイスの L字ブラケットを付けているので、縦構図でも横構図でも OK。
自分で組んだオートガイダーもブラケットの空いている側に付けられます。
また、アリガタを東西に動かすことで簡単に極軸まわりのバランスが取れるので、長時間ガイド時の姿勢変化によるバランス崩れをほとんど起こさなくなり、ガイドが安定します。

赤緯が高いところを撮影する時にファインダーを覗きにくくなるのが欠点ですが、慣れれば数回の試写で構図を決められるようになります。

実は、最初はアルカスイスの L字ブラケットで仮組してみたのですが、使い勝手は想定どおりだったものの剛性に少し不安があったので改めて少し丈夫に作りたくなってこうなりました。
焦点距離が短い軽いレンズであれば、こんな↓感じでアルカスイスでも十分でしょう。その場合には工作は不要です。

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