国境で冷や汗
さて、ハンガリーに入れるのか? 半信半疑でオーストリアの出国管理所に到着。ほとんどの車は問題ないみたいだ。村松車も無事通過。と思ったら、係官が「レンタカーだな。契約書を見せろ」と言う。Hertzの書類を杉山氏が渡すと、「この契約ではハンガリーは入っていない。ここに書いてある」。
ああ、万事休すなのか... 杉山車は脇へ寄せられ、係官は「ハーツに電話するから待て」と言ったきり。ああ、ハーツの事務所は営業してるのか?
*足止めされる
脇を通る車の乗客(特に子供)が足止めくらっているわたしたちをじろじろと見るのがイヤーな感じだ。
30分ほど経っただろうか、さきほどの係官が何か書類をもって杉山氏を呼びにきた。そうなのだ、ハーツのインスブルック事務所が「ハンガリーにも入れるよん」という追加契約書を作って、ファックスしてくれたのだった。これにサインして、めでたく出国。
やったー!と思ったのもつかのま、今度はハンガリー入国の列が大渋滞。全然進まない。何を調べてるのかしらないが効率悪し。いらいらしながら待つ。「これじゃ三郷料金所のほうがマシだね」とか言う。
近づいてみると、3列ほどに分かれるのだが、車によって、相当時間がかかったり、すぐだったりしている。理由は全然不明だから遅い列についちゃうとカッカする。これからまだ適当な観測場所まで走る必要があるのに、こんなとこでぐずぐずしてられないぜー。
さて、杉山車の番がきた。オーストリアに来てから、ほとんど使うことがなかったパスポートを束にして渡すと、写真を本人と比べているようだ。えー、どうせ厚化粧の写真を使ってますよーだ。と、難無く許可がでた。パスポートに入国のハンコも押してくれない。なんだよー、待たせたんだからハンコくらいケチケチすんなっての。その後もう一度「入国目的は?」というチェックがあったが無事通過。
ところが今度は村松一家が来ない。どうもオランダナンバーの日本人はうさん臭いと思われたのか、いろいろ証明書を求められている模様。すわ、ここまでか?
いや、われわれは運が強いのか、村松車も通過! さあ、ハンガリーの道を、雲のないほうへ急ぐ。結局国境で1時間半ほどつぶしてしまった。第一接触まであとわずかだ(このときはそう思っていた)。
続きは いよいよ皆既??の巻 へ