2002年冬の草刈りの際、草刈り作業の軽減(範囲の縮小)をねらって、
取付道路の一部区間で試験的に、壁の立上り部分に堆積した土を除去しました。
以下の画像はその部分の半年後(2003年6月)の状況ですが、効果は大変大きいようです。
(撮影時に霧がひどかったので、わかりにくい画像ですみません。)
除去していない区間の状況
このように道路山側の壁から 1mくらいの幅で路面に腐葉土が堆積しており、
そこに背の高い草が茂るので壁と路面の境界さえわからないような状態になっています。
当然、草刈りをしないと道幅もせばまって車の通行には不便になります。(壁の反対側は谷なのでちょっと恐かったりします。)
今の季節に草刈りをしても、秋までにはその土の上に草が生えて枯れてたまり、
翌夏までには腐葉土となって次の世代の草が茂る、というサイクルが繰り返されて、
どんどん土の部分が路面を覆っていきます。(土の中に植物の茎や根が残るので大雨でも流れない。)
除去した区間の状況
前回腐葉土をしっかり除去したので、山側の壁ぎわまで本来の幅でちゃんと道路として使えます。
土がなければ当然草は生えないので、草刈りの必要がなくなります。
この写真では路面が濡れているのでわかりにくいのですが、
乾燥していると、壁、路面ともに以前土があった箇所が白っぽくなっているのがわかります。(約 20年分相当ですが、けっこうな厚さなのでビックリ。)
除去した区間の状況(アップ)
このように、側壁の根もとまでアスファルト面がちゃんと露出しています。
壁の立上りの部分にわずかに草は生えますが、この程度なら草刈りをしなくても全然問題ありません。
(もちろん何年か経てばまた土の堆積が始まってしまうわけですが。 ^^;)
というわけで、今後も少しでもいいから実施区間を広げていくのが吉だと思います。
この除去作業は、夏にやるのは草が茂っていて邪魔なので、
秋から冬にかけての季節で行うのが正解でしょう。
また、腐葉土形成初期は、壁の上から垂れ下がってくるつる草(クズ、カナムグラ、ノイバラ(?)など)が
土の主原料となっているようなので、これらを適切に除去できれば土の除去作業のサイクルを延ばす事ができると思いますが、
なんせもの凄い勢いのある草たちなので、なかなかいい方法が思いつきません。
それらがある程度堆積して、ツユクサ、カラムシ、ヨモギ、ススキなどの草が生え始めると、
土が完全に定着してしまって堆積速度も上がるように見えるので、最初が肝心だと思うのですが...
2003年12月22日追記
2003年冬の草刈りの際に、さらに区間拡張を行いました。
その様子は、
こちら
をご覧ください。
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