8月6日(金)初日
新東京国際空港(成田)の第1ターミナルビル4Fに10:00集合だ。私は土浦からカミサンに送ってもらう。8:30に自宅を出て、9:45頃空港に到着。すぐ大泉君を見つける。受付けを済ませると別室へ案内される。今回のツアーの控え室だ。
まだ集まっているのは10人程度で少ない。徐々に集まってきて、2名ほど遅れる人を除いて説明が始まる。「ただいまから結団式を行ないます。」と添乗員が言った。『ちょっと待ってくれよ、ボーイスカウトじゃあるまいし。』と思わず失笑してしまった。他の人も一瞬引いていた。最初に添乗員と天文ガイドスタッフの紹介があり、全員が自己紹介を行なった。
添乗員も含めて42名の結構大人数で、女性もかなり多い。最年少は4歳の女の子であった。
ちょっと宣伝(お土産直送とか写真アルバム等)や念のための小物販売(X線ガード袋等)があり、いよいよ出国手続きとなる。まあ至れり尽くせりでJTBの社員らしき人たちが5人くらいあれこれ指示してくれる。出国ラッシュかと思ったが案外すんなり手続き完了。
大泉君と免税店に立ち寄る。いつも各自1本ずつウイスキーを買うのだ。大泉君がサントリー山崎12年(3,900円)を購入。私はシンガーポールでの乗り換え時に5時間以上時間がある事を考え、成田では買わなかった。
最初はシンガポール航空997便12:00出発予定でシンガポールのチャンギ空港までの7時間弱のフライトだ。乗り換えまでの時間にJTBはオプショナルツアーを設定していた。チャイニーズディナーとトライショー。こんなもんに高い金を払う気は無かったので、空港で時間潰しとなる。
まず一服ということで、タバコの吸える所を捜す。シンガポールはゴミのぽい捨て等に非常に厳しい罰則があるとの事なのでちょっと気にした。Open Spaceという屋外のベランダのような場所があった。はっきり言ってタバコを吸うには努力が必要なくらい分かりにくいような場所にある。
夕食を取ろうということで空港内をうろうろしたが、手頃なレストランが無い。さっきのOpen Spaceのそばに軽食屋があったのでそこであきらめる。ビールも高いし、食事もまずい。とはいってもビールは2本飲んだ。
その後再びOpen Spaceに戻り、酒でも飲もうかと、成田で買った「山崎12年」を開ける。ところがコップが無い。ちょっと智恵を働かせて、フイルムケースをショットグラスにしてストレートで飲んだ。(写真1)
長い待ち時間をおしゃべりしたりタバコを吸ったりしていると、あっという間にウイスキーは半分ほどになっていた。それじゃ違うウイスキーを買ってこようと免税店へ行き、オールドパー12年を買ってきた。そこで味比べが始まる。結構酔っ払ってきてやっと集合時間となった。
8月7日(土) 2日目
寝たわけではないので感覚的にはまだ初日なのだが、現地時間01:05にドバイ経由イスタンブール行きのSQ424便に乗るので、ここからは2日目なのだ。フライト時間は13時間弱もある。そこにドバイでの給油待ちがあるので長〜い拘束時間となる。
西に向かって飛ぶので、この長〜いフライトが終わってイスタンブールに到着しても現地時間は朝の9時なのだ。
トルコに入国して空港には現地ガイドのペキンさんが待っていた。すぐ専用バスに乗り半日市内観光となる。
ガイドの紹介があり現地通貨トルコリラとの両替だ。
1万円がなんと37,000,000リラとの事。通用している硬貨で最も小額のもので5,000リラ。紙幣では最も高額のものが5,000,000リラとやたらと桁が大きい。
まあ全食事付きなので大泉君と二人で1万円を両替し18,500,000リラが財布に入る。その時点で私の財布には日本円で約2万円、米ドルが300ドル弱と3種類の紙幣が混在している。とはいっても日本円換算でたった6万円位の金額だ。
最初に行ったのがブルーモスク。(写真2)中に入るとステンドグラスや壁の装飾に目を奪われる。なかなか奇麗なもんだ。とは言っても宗教心の無い私はただ写真を撮っているだけだ。
次にアヤ・ソフィア大聖堂。(写真3)今も修理を継続している。でっかい足場を組んでその中にエレベータまであった。
続いて地下貯水池。暗くて涼しくて外のカンカン照りでまぶしく暑いのとは対照的である。柱に底にメデューサの彫刻(写真4)があり、封じ込めている事にしているのだろう。
やっと昼食だ。トプカプ宮殿のそばのレストランに入る。私はのどが渇いてビールを3本も飲んでしまう。1本が1000,000リラと結構高い。日本円で300円弱。容量はほぼレギュラー缶と一緒なので観光地値段なんだろう。
食事のあとはトプカプ宮殿(写真5)の見学だ。ボスポラス海峡がすぐ見えてなかなか良い場所にある。いろいろ宝物もあったが興味が無いので撮影せず。
見学後、バスで大移動となる。今日はダルダネス海峡を渡り、チャナッカレまで行く。当初はチャナッカレの対岸からフェリーで渡る予定だったが、遅くなりそうなので手前のゲリボルから対岸へ渡りチャナッカレまで移動だ。
ゲリボルの港にバスで乗り付けるとすぐに出るフェリーに乗れた。ちょうど20:00に出発となる。サマータイムのため出発直後に日の入りとなった。(写真6)
6
約30分で対岸に着き、チャナッカレのホテルに着いたのは21時過ぎだった。そこから夕食だ。食事の内容は忘れたが味付けはあっさりなので大多数の日本人には受け入れることのできる味だと思う。それにしても出発から考えると長い一日だった。
続きはその2へ