皆既日食 トルコ編

その3 パムッカレでがっかりの巻


その2から続く

8月9日(月) 4日目

今日は大移動なのだ。一般道を700km以上バスでひた走る、とはいっても有名らしいエフィソスの遺跡と世界遺産に登録されたパムッカレの観光もある。

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エフィソスの遺跡(写真13)もかなり形状は残っている。また復元工事もヨーロッパの大企業からの寄付金で行なわれていた。さすがに似たような遺跡を見てきたので飽きがきた。(実際は写真を見ながら記憶の糸をたどっているのが本音なのだ。)ここには大小2つの円形劇場があった。その昔は必要欠くべからざる物だったのだろう。

次は私が期待していたパムッカレだ。(写真14)世界遺産登録前は石灰棚の中の温泉に浸かれたらしいけれど今は当然不可。ガイドブックによっては以前の写真がまだ使われている。

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ギラギラの太陽と白い石灰棚の反射で目が眩しい。写真の露出もずいぶん違う。こんな時はプラス補正が必要だ。

でも写真を撮りながら『なんか違うな。』と感じていた。これまで見てきた写真から私のイメージしていたパムッカレと全く違う。夏の渇水期なので石灰棚が乾いていたりするのもあるが、決定的に違うのが規模だ。案外小規模なのだ。私のイメージの1/10程度だった。

土産物屋に売っている写真はどうやって撮影したんだろう?と考えてしまう位素晴らしい。あれは世界遺産登録前にズカズカ入り込んで撮ったに違いない。

今日はこれで観光は終了。あとはコンヤまで走るだけだ。で、ホテルに到着したのは21時過ぎだ。なんと出発してから14時間だ。くたびれるねえ。

 

 続きはその4


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