2018/03/13 富士宮(自宅)にて

Hαによるバラ星雲周辺の星雲群 バラ星雲 ガイド結果 (Hα)
Sh2-1,7 @さそり座 (Hα) Sh2-1,7 ガイド結果 (Hα)

撮影条件

• カメラ: Canon EOS 60Da
• レンズ: 中一光学 CREATOR 135mm F2.8 (F4)
• フィルター: Astronomik Hα EOS用 (半値幅 12nm)
• ISO感度: 5000
• 露光時間: 210秒 (×29枚)
• 追尾: Kenko Sky Memo S + QHY5L-IIM + Kowa LM75JC + PHD2 Guiding + INDI(on Lubuntu)にてオートガイド
• 画像処理: StellaImage 7(ダーク補正、加算平均コンポジット、モノクロ化、デジタル現像、レベル補正、トーンカーブ調整)

春霞というか地表付近に霧がたまったような状態で湿度が高くて透明度が非常に悪く、 天の赤道付近でも 3等星がやっとという空だったが、 Sky Memo Sで 135mm 3.5分露光のオートガイド時の歩留まりを検証した。
オートガイダーは Stick PCを利用し Wi-Fiを通じてスマホでモニタできる 自作品。

バラ星雲は 33枚撮影したが、途中雲が通過してダメだった 4枚を除く 29枚のうち、 〇が 23枚 (79%)、△が 6枚 (21%)で、×はなし。
△も RAWから RGB化するとほとんど真円に近くなるので、 当たり前だがちゃんとオートガイドの効果はでていると言える。

〇のうち、5枚ほどがやや星像が肥大化しているものがあるが、 赤緯方向の追尾エラーが混じっているのか、あるいはカメラブレなのか、 原因がちゃんと切り分けできていない。

Sh2-1,7は、36枚すべてガイド成功。
なかなか調子いいので、今後 Sky Memo Sで 135mm超のレンズを使う時は オートガイドを使うようにしようと思う。

レンズは職場の星仲間から借りた中一光学という中国メーカーの格安 MFレンズ。

気温は8℃→5℃。
結露がひどくベランダはびちゃびちゃ、機材もびちゃびちゃ。
薄明開始少し前に細い月が昇ってきて、土星、火星、木星をつなぐと黄道がよくわかった。 夕方には金星と水星が見えるので、週の曜日すべての星を見られる。