赤道儀のオーバーホールも終わり、木星が昇ってくる時間もだいぶ早くなってきたので、ほぼ 8ヶ月ぶりに木星を撮ってみました。

と言っても気流が非常に悪く、木星がアメーバのようにぐにゃぐにゃと変形し続けていたうえに薄雲に覆われていて像が暗くて gainをいつもより上げ気味にしたので、ピントを合わせる事すら困難な状態でした。

結果はこちら↓ですが、非常に貧弱なものでした。
https://www.carina.gr.jp/~yamane/Astro/Gallery/Jupiter/#20190418

ちなみに Windyの撮影時間帯の「予報」(実績データがどこかにあるといいのですが...)で高度ごとの風の状況を見るとこんな↓感じでした。

  • 地表  北東 0m/s
  • 1500m 南西 8m/s
  • 3000m 西 19m/s
  • 4200m 西 28m/s
  • 5500m 西 30m/s
  • 10000m 西 42m/s

まだしっかりとデータを蓄積できていないのですが、昨年 6月~8月の経験では、富士宮では、夜間は地表で北寄りの風が吹くことが非常に多く、それと 3000~4200mの風向きが揃っていない時はだいたいシンチレーションが悪いような印象です。
(そして往々にして 3000mあたりは南寄りの風が吹いていることが多いようです。→ そもそも気流は不安定な土地柄なのかも)

あと、4200mより上で 10m/s以上の強風だとそもそも風向に関係なく悪いという傾向を感じます。

ともかく気流が落ち着いてくれることを祈るしかありません。

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