台風14号が通過した後、自宅周辺ではよく晴れて空気が澄んでいる日が続いています。
こんな時は、自宅から肉眼でも富士山頂の測候所の建物がよく見えます。
昔はレーダードームがよく見えたものですが、撤去されてもうずいぶん経ちました。

以前にも何度か、ふだん惑星撮影をしている機材/方法で測候所の写真を撮ってみたことがありますが、今年に入ってまだ撮影していなかったことを思い出したので撮ってみました。

 

MtFuji_170554_g4_ap1076.jpg

 

以前撮ったものは、まだコツがわかっていなかったので、動画の撮影時間が短かったり、FPSがそれほど高くなかったことでノイズが多く、無理な処理でギラギラとコントラストが不自然だったりしたのですが、今回はとにかく

  • シャッター速度を速くする
  • 動画の記録媒体を高速なものにしてできるだけ FPSを稼ぐ
  • 動画の録画時間を長くして処理対象のフレーム数を増やす

という点に気をつけて撮影したので、ふつうの写真とあまり変わらない感じに仕上げられたかなと思います。

[撮影データ]

  • 自作 15cm F8.4 反射望遠鏡 + 2×バーロー
  • ZWO ASI290MC + UV/IRフィルタ
  • gain: 290 / shutter: 5.5ms / 180秒 (約70fps) : フレーム数 8453 (相当数コマ落ちしています)
  • AutoStakkert!2で 50%スタック後、Registax6で wavelet処理、Stella Image 8でレベル、トーンカーブ調整

 

※ 2020/10/17追記

元の動画の先頭部分を切り出してみました。(SER を MP4に変換しています)
こちら↓で見られます。

https://www.carina.gr.jp/~yamane/Astro/Gallery/MtFuji_170554.ser_F0001-0500.mp4


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