木星 - 2021シーズン
*印は ALPO-J に報告したもの2021年7月
- 2021/07/09 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/07/15 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/07/16 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/07/17 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/07/21 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/07/22 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/07/24 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2→1/5 S: 2/5
5月16日の驚異的に早い梅雨入り以降ずっと晴れず、7月に入ってようやく 2021シーズン初撮影となった。
水蒸気が非常に多く、機材があっという間にビショビショになるくらいで透明度は最悪。しかも雲の通過で 6本しか撮れなかった。
シンチレーションは意外と小さくシーイングはまずまず。
GRS後端は SEB暗部に囲まれている? SEBに目立つ白斑。
EZsが明るい一方、EZnはオレンジ色が強く、festoonが目立たない。
NEBsが非常に濃く茶色いが単調。NEBnは淡くて変化に乏しく暗班が目立つ。
NNTBの GRSと同経度帯あたりが濃く広い。
全体に青みのある模様が少なく感じる。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2→0/5 S: 3/5
望遠鏡を出して撮影を始めた途端に曇るというパターン。
気流はまずまずだったが 30秒 1本すらも満足に撮れず、実質 20秒分くらいから処理したのでノイジー。
衛星とその影はイオ。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 4-3/5
薄雲が広がっていて輝星は滲んでいたためかコントラストが悪い。
シーイングはまずまずだった。(最後は悪化したので打ち止め)
衛星はイオ。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 4/5 S: 4/5
この日、ようやく梅雨明け。
土曜日という事もあって完徹したが、ほぼ一晩中快晴で涼しく快適だった。
今シーズンは一昨年、昨年と比べてとても気流が安定している気がする。
SSTBの白斑列が面白い。STBが分岐した後方では白斑が緯度方向にも広がっている。
この経度帯は北半球中〜高緯度が活動的に見える。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 3/5
23時台は高度が低かったことを考慮しても余りあるほど気流が悪く、真冬以下だった。
25時台になって少し落ち着いたが 26時台にはまた悪化してしまったので南中前後で高度の条件はよかったが撤収した。
GRS後方の SEBにオレンジ色の部分がある橋のような構造があり、根元の白斑が目立つ。
GRS前方の SEBsにふくらみがあり、一部は StrBと接しているように見える。
北半球は NEBb、NTB、NNTBなどにいくつもの暗班が目立つ。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 3/5
木星の高度が低いうちはよく晴れていたが、 そこそこの高度になって撮影を始めたら急に曇ってしまい、この1枚だけしか撮れなかった。
気流はまずまずだったので残念。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3→4/5 S: 3→2/5
宵のうちのにわか雨が上がったばかりで湿度が高く、雲の発生に悩まされた。
26:30くらいからは風向きもがらっと変わり、シーイングが急速に悪化。
2021年8月
- 2021/08/23 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/08/26 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/08/27 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/08/28 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 1→3/5 S: 3-4/5
実に1ヶ月ぶりの撮影。
(実は何度かは晴れていたが、目視でも星の瞬きが非常に大きかったため撮影していなかった。)
最初は薄い高層雲に覆われていて gain高め、shutter遅めでコントラストが上がらず。
その時は雲の移動方向が東から西だったが、途中からは西から東に変わり、うろこ雲のようになって広い晴れ間がなく、非常にストレスのたまる撮影となった。
衛星はイオだが、3枚目は Derotateに使ったのが 7枚と少なかったので軌跡が短め。。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 1→3/5 S: 3-4/5
晴れてはいるが薄雲に覆われていて透明度が悪く gainを 300に上げて撮影開始。
23時少し前に雲で中断したが、その後少し透明度が改善したので gain 280とした。
非常に蒸し暑い熱帯夜で、雲が多かったが動きは遅く、気流は比較的落ち着いていた。
衝を過ぎて後半戦。途中で鏡筒を反転する時間が早くなってきた。
GRS後方は相変わらず複雑で SEBnに目立つ暗班がある。
NEBnは非常に濃いが、NEBsは非常に淡く、島のように暗班があるのが目立つ。
EZnの青みのある festoonが増えてきた?
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 1⇔3/5 S: 3-4/5
雲の通過が激しく、動画12本のセットがなかなか撮れなかった。
前日の続きを撮る形になった。
GRS後方の暗班はとても目立ち、衛星の影と間違うくらい暗い。
GRS後方、CMII=100°あたりまでの SEBは青みを感じる灰色で NEBの赤みの強さとの退避が際立つ。
SSTBの白斑列は相変わらずでにぎやか。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 3→2/5
前日までと変わって湿度が下がって快晴となったが気流は悪化。常に大きくゆらめいていた。
23時台前半は少し落ち着いたが、その後はどんどん悪化してしまった。
GRS後方の暗班の状況を知りたかったが詳細不明で撤収。
CMII=230°あたりの NNTBに赤みの強い斑点が目立つ。
2021年9月
- 2021/09/19 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/09/23 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/09/28 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
台風一過で晴れたが気流は落ち着かず。昼間はすっきり晴れたが夜は結露がひどい。
3セット撮ったら曇ってしまった。気流の条件も良くないのでそのまま撤収。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 4/5 S: 2/5
秋雨前線停滞で晴れが続かなかったり、晴れても星の瞬きが肉眼でも非常に大きいのがわかるほど気流が悪くて間が空いてしまった。
この経度帯はSSTB、STBの白斑列がとても目立つ。
NEBnは浮島のようなバージが点在しているだけでとても淡い。バージ自体も薄くなってきているようだ。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
気流は 21時台に少し落ち着いた以外はあまりよくなかった。
そんな中でも STB,SSTBの白斑列が目立つ。
21時台の経度帯は SEBnが一部濃くなっており、NNTB以北がやや複雑に見える。
T: 4/5 S: 3→4→3/5
2021年10月
- 2021/10/03 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/10/04 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/10/08 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/10/10 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/10/23 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/10/28 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
なかなか GRSの見える時間帯にあたらない。
陽炎のようなゆらゆらのシンチレーションで落ち着かない。 モニタではわりと細かいところまで見える瞬間もあるが写りが悪い。
この 2本を撮った後、一気に曇ってしまった。
その後 22時くらいからまた晴れたが気流がさらに悪化していたので撤収。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2-1/5
透明度が悪い時間帯が多く、gainを 300くらいまで上げている。
ひさしぶりに GRSの見える時間帯にあたった。
昨日に引き続き、陽炎のようなゆらゆらのシンチレーションで落ち着かない。
衛星は右がガニメデ、左側がイオ。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 4/5
昼間良く晴れても日没前後から 21時くらいまで曇る日が続いている。
今日はとてもシーイングがよかっただけに早い時間から撮りたかった。
22:40のものは雲に覆われて derotateは 5本。
23時台になると高度もかなり下がってしまうのでシーイングが悪化してディテイルが写らなくなってしまった。
23:15のものは SSDがいっぱいになっていて 11本しか撮れなかった。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 4/5 S: 3-4/5
18時前に一度撮ったがシーイングが悪かった上に 8本撮ったところで厚い黒雲がきて終了。
GRS周辺との巡り合わせが悪くて変化をまったく追えていない。
その後 21時台に晴れ間が見え始めたので再度撮影開始。
シーイングは比較的落ち着いていて、時々ブワッと一気にピンボケになるような妙なシーイングだったが、思ったより細かいところまで写っていた。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2→1/5
18時台に一度撮ったがシーイングが悪かった上に 8本撮ったところで厚い黒雲がきて一時中断
その後 1本撮ったところで完全に曇ったので撤収した。
ところが 21時台になって晴れたので撮影再開するもシーイング極悪で詳細不明。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2〜3/5
18時台までは快晴だった。19:04のセットはシーイングがよくなかった。
次のセットは 3本目の途中から雲がかかり始め、結局その後は回復せず
2021年11月
- 2021/11/02 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/11/03 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/11/07 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/11/14 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/11/15 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2021/11/20 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 1-2/5 S: 2-3/5
この時期としては落ち着いた気流だったが、薄い雲が全天にかかっていて、 筋状の濃い部分の通過に伴って gainを調整しながらのせわしない撮影となった。
ひさしぶりに GRSが見えた頃にはだいぶ高度が下がっていてシーイングも悪化し詳細不明だが、 かなり複雑そうな気配。
衛星(イオとガニメデ)の本体と影が次々に木星面を通過して大きさや色の違いがわかって面白かった。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 3/5
前日に続いてこの時期としては落ち着いた気流だったが透明度は低く、 さらに低い雲の通過で 2セットしか撮れなかった。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 1→3/5 S: 1/5
1セット目撮影時は全天に薄雲が広がっていたが 2セット目撮影時には消えた。
しかし気流は非常に悪く詳細は不明。左端の衛星の影はカリストのもの。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 4/5 S: 2/5
よく晴れて透明度はよかったが気流は悪かった。
2枚目 CM後方の NEBのバージがあるあたり、SEBnから EZnあたりがやや暗く その少し後方の NEBに明部がある。詳細がよくわからないのが残念。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
晴天続きで前日より少し透明度は悪くなったが 18時台は気流が少しよかった。
しかし 19時台には急速に悪化してしまったため撤収した。
右側の衛星はカリスト。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
18時台前半は一時的に気流が少しよくなったが 18時台後半には急速に悪化してしまったため撤収した。
右側の衛星はガニメデ。
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