木星 - 2022シーズン
*印は ALPO-J に報告したもの2022年9月
- 2022/09/03 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/04 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/11 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/12 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/16 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/25 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/26 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/09/30 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2→0/5 S: 3-4/5
春以降連日夜間の曇り続きで、なんと衝(09/27)まで 1ヶ月を切るこの日が今シーズン初撮影。信じられない。
沖縄付近にいる台風11号が停滞→北上を開始したタイミングでなぜか晴れた。
気流はまずまずだったが天気は下り坂で薄雲がどんどん広がっていて、 5セット目を撮る頃には夏の大三角やフォーマルハウトも見えないほどだった。
そのため gainを 280,280,320,300,420と調整している。(ssは 5.5msで固定)
衛星の影はエウロパのもの。エウロパも木星面経過中だが画像からはよくわからない。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 4-3/5
24時過ぎまで雲がわいたり消えたりして何度か中断された。そのため撮影間隔がバラバラでアニメージョンがガタガタ。
気流は前夜に続いてまずまずだったが、安定して晴れるようになってからはシンチレーションが大きめとなった。
ただ、昨年までよりは高度自体が高くなるせいか意外に写りはよかった。
衛星の影はイオのもの。よく見ると木星面経過中の本体も写っている。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2-3/5
気流は一時的にはよくなったが全体としてはよくなかった。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2→4/5
気流は前半かなり悪かったが、日付が変わるころから急によくなった。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 1-3/5 S: 3/5
高層に薄い雲が広がっていて、撮影開始時から終了時まで月暈がずっと見えていた。
気流は 25時前に少しよくなった以外はあまりよくなかった。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3-4/5 S: 4-3/5
撮影開始時は雲がわいたり消えたりしていたが気流はかなりよかった。
24時半過ぎあたりから快晴になったが 25時台には気流が悪化した。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 3-4-3/5
衝の前日。
よく晴れたのでたくさん撮ったが、透明度は悪く、気流も 22時台前半まではあまりよくなかった。 その後は高度が高くなったせいか少し落ち着いたが、火星を撮ってから再開した 26時台には悪くなっていた。
23時前後に写っている衛星はエウロパ、26時に写っている衛星はイオ。
ZWO ASI290MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 4/5 S: 1/5
富士山初冠雪。寒くなってよく晴れたが気流は真冬並みに悪く、肉眼で火星が瞬いて見えるほどだった。
2022年10月
- 2022/10/08 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/10 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/16 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/19 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/21 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/22 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/23 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/26 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/28 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/10/31 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI462MC + FireCapture v2.7 + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 3/5
久しぶりに晴れたが気温が一気に下がって冬並みの悪気流。
また、前半は雲が多く連続的に撮影するのが難しかった。
メタンバンドでの撮影目的でカメラを ASI290MCから ASI462MCに変更して最初の撮影。
FireCaptureもこれまでの v2.6だとドライバを最新版にしてもカメラを認識しなかったので v2.7にバージョンアップした。
そのためファイル名の命名規則などに設定不足がある他、どうしても 142fps(シャッタ速度 7.0ms)以上にできなかったりしている。
カメラの感度が少し上がっているので gainを調整していて、290MCの時の 280(or 260)から 220,190,180,180と下げている。(シャッタースピードは上記限界からくる 7.0msで固定)
※ その後、従来の 5.5ms(SSDの書き込み速度からの限界)で動作させる設定が見つかったので、次回以降は再度 gainを探って(200くらいか?)撮影条件を固定する予定。
メタンバンドでの撮影は、本来の本体の撮影だけでなく、某プロジェクト向けの同時観測による衛星位置の記録(の試写)という目的もあったため、ごちゃ混ぜになっている。
写っている衛星は、本体から遠い順にイオ、ガニメデ、カリスト。(エウロパは反対側の写野外)
望遠鏡 1台で可視光とメタンバンドの両方を撮るのはなかなか忙しいしカメラが回転してしまうので後処理も手間がかかることがわかった。
ZWO ASI462MC + FireCapture v2.7 + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 2/5
前回に続いて ASI462MCの条件出し。
暖かい強風で雲が常に流れていて気流も悪く、はっきりした条件が決め切れなかった。特に前半は数枚で中断を繰り返したので参考にならない。
前回、FireCapture v2.7で 180fpsで撮影できる条件が見つかったと思ったが 8bit撮影だった(v2.6ではそのような項目はなかった)ことに気づき、16bit(カメラ自体は Max 12bit)で撮影するようにしたところ 142fpsが上限となってしまった。
画像の 1,2セット目は 8bit(gain 200)、3セット目は 16(12)bit (gain 180)だが、640×480で 30秒撮影の動画サイズが 8bitの時に 1.55GB程度なのに対して 16bitだと 2.45GBほどになる一方、仕上がった画質にはあまり差は感じられず、むしろシャッター速度が落ちることで写りが悪くなっている印象。
v2.6では同じ条件だと 4.68GBという動画サイズで、その差がどこから来ているのかわからないが、v2.7では 8bitで続けていこうかと思う
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3-0/5 S: 2/5
ほぼ曇っていたが、電波観測との同時撮影の予定があってずっと晴れ待ちしていて、一瞬だけ晴れた時に撮ったもの。
2本しか撮れなかったせいなのか雲の通過でひっきりなしに明るさが変わっていたせいなのかわからないが、変なカギ型のノイズが出てしまう。
通常とかなり露光条件が違うので記載。(gain: 260 / ss: 35.2ms / 8bit (28FPS))
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
撮影開始時、GRSがほぼ正面にいたのでメタンバンドから始めた。 フィルタ名の設定を間違えてファイル名が RGBになっているが、本当は CH4であるべき。
3日ほど続いた晴天は下り坂で、20:30くらいから遅い夕食を食べ、再度空を見たら全天べったり曇っていて回復せず。
気流が期待したほどよくなく詳細が見えない中で EZnに大きな青黒い festoonが目立つ。
GRS後縁の回り込みが濃い。
NNTBの北に明るめの白斑が目立ち、NNNTBあたりには楕円状の明斑列があるように見える。
衛星は本体から遠い方からイオ、エウロパ。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 4->2/5
22時過ぎまでは非常に安定した気流だったが、急激にうろこ雲に覆われてしまい、 その後ふたたび大きく晴れ間ができたものの気流が悪化したので撤収。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
気流がかなり悪く、細部がほとんど見えない。その後、21時くらいには曇ってしまって回復せず。
Windyを見ると高度 4000m以上は壊滅的で、10kmでは 64m/sという強烈なジェット気流と思われるものあり。
RGBは ssを 5.5msから 5.0msに変更しているが特にコマ落ちなどは発生していない。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2-3/5
日没後しばらくは快晴だったが、メタンバンドで撮り始めた途端に雲がわいてきて 6本で中断。
その後、21時前から晴れ間が大きくなり、21時台は気流もこの時期としてはそれほど悪くはなかったが、22時くらいになって急速に悪化してしまったので撤収。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2-3/5
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 1/5
気流は真冬並みでピント合わせも難しいくらい。南中するころになっても変わらなかったので撤収
2022年11月
- 2022/11/02 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/03 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/04 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/05 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/06 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/08 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/21 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
- 2022/11/25 自作 D=150mm F8.4 ニュートン直焦点 + 2×バーロー
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 1-3/5
早い時間帯はよく晴れていたが気流は真冬並みでピント合わせも難しいくらい。
いったん雲で中断したが、その後また晴れ、南中するころになってかなりよくなったと思ったら本格的に雲がわいて終了...
CH4の 1枚目と 2枚目は露光条件を変えている(1枚目: gain 420 / ss: 30ms)(2枚目: gain: 360 / ss:40ms)が、多少荒れても速いシャッターを切る方がディテイルの写りはよさそう。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 1/5
気流は 10月31日よりさらに悪くピント合わせも難しい。日に日に悪くなっている印象。
南中するころになっても変わらなかったので撤収した。
RGBでディテイルがまったく写らないので CH4は撮っていない。
最初の 1セットは 6本撮ったところでなぜか FPSが上がっていないことに気づいて中断した。(PCを再起動しないと治らなかった。謎。)
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3-2/5 S: 1/5
気流は前日同様の悪さでピント合わせも難しい。
20時台前半は雲が通過し、その後晴れたが、南中を少し過ぎたあたりで再度雲が全天に広がったので撤収。
CH4 3本目は gain 400 / ss 25ms、そのほかの CH4は gain 410 / ss 30ms
RBG 最後の 1セットは薄雲が広がって最終的に雲に覆われてしまったので 10本で derotate。(撮影時も gain 200で他の gain 180と異なる)
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3/5 S: 2/5
気流は前日よりは若干よかったが細かい揺れが収まらなかった。
夕方から曇っていて予報もよくなかったので油断していたが、21時過ぎに完全に晴れていることに気づいてあわてて撮影を開始した。
前面通過中の衛星は io
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3-1/5 S: 3/5
気流は前日よりはさらに落ち着いたが、常時大きく揺れていて瞬間的に非常に細かいところが見えるという見え方だった。
高層の薄い雲と低空の雲が行ったり来たりして何度も中断を余儀なくされたり gainを微調整する必要があったりしてフラストレーションがたまる撮影となった。
RGBと CH4をなるべく近い時間でセットにして撮りたかったが、難しかった。
日付が変わる頃には完全に曇ってしまい気流も悪化したので最後に火星を 1セットだけ撮って撤収。
衛星がにぎやかだった。前面通過中の衛星が Europa、裏から出てきているのが Ganymede。(21:54くらいから ioが先行して木星の影から出てきていたはずだが曇っていて撮れていない)
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 3-2/5
皆既月食の前半まで快晴だったが皆既の少し前から曇ってしまい、撮影開始が遅くなった。
気流は前日よりやや悪化。低層の雲で覆われる時間が多くしばしば中断したため撮影間隔や derotationに使えたショット数がバラバラ。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 2/5 S: 3/5
月食の後、仕事が忙しかったり体調を崩したりして、晴れているのに何日か欠測してしまい、久しぶりの撮影。
RGBと CH4を 1セット撮ったところで一旦は曇ってしまったが、その後回復(ただし気流悪化)。
ZWO ASI462MC + FireCapture + AutoStakkert!3 (+ WinJUPOS) + Registax6
T: 3→2/5 S: 3-2/5
低層の気流は落ち着いていたが、10kmで 80m/s超など、高層は乱れていた。
2セット目は薄雲が広がり始めていて、3セット目を撮ろうと思った時には雲がわいて気流も悪化したので撤収。
20時台の RGB画像は NEBs(EZn?)に青みが強い festoonが目立つのと STrZにリング状の模様があるのが目立つ。
CH4がピンボケ?。あと露光不足でスタック時にキズのような疑似パターンが出てしまう。
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