INDI Libraryのインストールでハマりまくる

PHD2で直接サポートされていなくても、Linux版 ASCOMとも言うべき INDI Library(http://indilib.org/)を介してなら使えるだろうと考えた。

ToupTek GCCOMの時の轍を踏まぬよう、まずは本家のサイトで、QHY 5L-II-Mが確かに INDIでサポートされていることを確認し、

http://www.indilib.org/devices/ccds.html

でもしっかりリストアップされているし、さらに ToupTek GCMOS01200KMAの時に展開しておいたソースのファイル名に qhyを含むものの中味が Linux用である事も確認済(のつもり)だったので、すんなりと事が進むと思っていたが、実際には非常に基礎的な情報収集不足で試行錯誤を繰り返すことになった。

まずは cmakeのバージョンが古すぎるぜって怒られる。仕方ないので cmakeもソースから入れて、再度挑戦。

すると、今度は libRawが足りない、と。
これまたパッケージはないようなのでソースから入れようとすると、今度は log4zが足りねーぜ、とくる。
さすがにこの時点でそろそろ何かがおかしい、と思い始め、よくよくドキュメント(http://indilib.org/download/ubuntu.html)を眺めてみると、Ubuntu 15.10以上で動かせとのご宣託。 orz

StickPCは、Ubuntu 14.04LTSなので OSから新しくしないといけないことが確定。
しかし、この Stick PCにプレインストールされている Ubuntu 14.04は WiFiのドライバがカスタマイズされていて、うかつには updateすらできない。
# 最初にうっかり apt-get upgradeして接続できなくなった経験アリ。 ^^;;

なので、本家のドキュメントを無視してもう少しがんばってみることにしたが、あれこれ揃えていくと、今度は QHYの SDKで提供されているライブラリ(?)と gcc/g++のバージョン(既存は 4.1)が合わなくてリンクができないという。
そこで古いリポジトリを探しまくって gcc-3.4/g++-3.4を入れたが、なぜか printf("hello world¥n");だけのソースすらコンパイルすらできない???

仕方ないので gcc 3.4もソースから入れてみたが、今度はその gccでは今の INDIソースはコンパイルできない事が判明していよいよ万事休す。 orz

さすがにどうしようもないので、腹をくくって StickPCで動かせる、ドキュメントの動作条件に合う新しいバージョンの Ubuntu探しから始め、あれこれ探しまくって、ようやく
http://linuxiumcomau.blogspot.com/2016/04/ubuntu-1604-iso...
を見つけた。

とはいえ、OSを入れ替えるともう完全に後には引けなくなるので、まずは少し慎重に仮想環境に 16.04を入れ、少なくとも INDIがパッケージで簡単に入る事や PHD2での状況を事前に検証をすることにした。