スマートフォンがスリープすると Wi-Fiが切れる

当初はスマートフォンで Xサーバ(iSSHの Xサーバ)を動かし、Stcik PCで動作する PHD2の DISPLAYをスマートフォンにして使うつもりだったし、実際に製作中は MacBookの Xサーバでうまく動いていて、スマートフォンでもちゃんと動いた。

しかし、スマートフォンは操作をしないでしばらく放置するとスリープする。

すると Wi-Fiが切れて TCP/IPのセッションも切れてしまいログアウトしたと思われて PHD2が終了してしまう、つまりオートガイドも止まってしまうことがわかった。

セッションが切れても PHD2は動き続け、Wi-Fiをつなぎ直して再度 Stick PCにつなぐとセッションを再開できる、というのを実現するいわけだが、nohupを使ってあれこれ試したが克服できず、VNCでも同じような状況だったので、最終的には RDPを使うことにした。

Linuxで RDPを使うというのもなんだかなあ、という気はしたが希望の動作を実現するためには仕方ない。

xrdpというものがあったので

$ sudo apt-get install xrdp xvfb lxde
$ echo "lxsession -e LXDE -s Lubuntu" > ~/.xsession
$ sudo service xrdp restart

という形ですぐにインストール & 設定が完了。

まずは Windows PCから接続できることが確認できたので、次にスマートフォンに RDPクライアント(MS謹製)を入れていろいろな条件でテストし、スリープして Wi-Fiが切れた後で再度接続しようが、別のスマートフォンから接続しようが(^^;)セッションを継続できることを確認できた。

セキュリティは Wi-Fiの WPAと MACアドレスによる接続制限をかけているので、もし他人が大勢いるような撮影地で使ってもたぶん大丈夫だろう。というか、そんな場所にいる人はみんな撮影に忙しいからわざわざクラックしにはこないよね。(笑)