その後
2004/09/26
バランス問題その後
ジャンボエンチョーをうろうろしていたらキャンプ用品売場で飯ごうを安売りしていたので買って来た。 内側の Rがセイロとかなり近いうえに、幅や高さなどもピッタリ。 ミラーボックス(セイロ)にくっつけるものなので、調理用品つながりのモノで調達できてよかった。 :-)
移動時にはアイピースなども入れて運べるようにし、フックで引っかけるように加工して、中に何か適当なものを入れて使おうと思う。(写真は完成してからって事で。)

 

2004/10/11
バランス問題その後 --- 解決
飯ごうにフックをつけ、ミラーボックスに引っかけ金具を付けた。 中には海釣り用のオモリを 2kg入れる事でちょうどバランスした。 上下の動きは水平回転に比べてそれほどスムーズでないのが幸いして、アイピースの交換くらいには反応しない。
それに関係して正直なところを言うと、実はこの飯ごうでは完全な解決ではない。 というのも、鏡筒中心からかなり(上に)ずれた位置にあるため、水平にした時にちょうどいいバランスにしておくと、高度が高くなった時に上に向こうとする力が強く働いてしまう。 現実には高度の高いところで使うことが多いので、そっちでちょうどいいバランスになるように少し軽めにしている。

(2004/10/16追記)
ピントの方は、飯ごう取り付け時にセルを外したついでに、光軸修正のため(押しネジの補助)のバネの使用をやめる事で解決した。光軸修正の操作感が若干渋くなったけど、我慢できる範囲だし。 ^^;

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こんな感じでミラーボックスに引っかけ金具をつけた。

 
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飯ごうの方にはこうやってフックをつけ、その下の方には金属同士がぶつかり合わないようゴムを貼った。
飯ごうのフタはオリジナルのままでは光ってしまうので、ツヤ消し黒で塗装してある。
 
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ミラーボックスに取り付けるとこんな感じ。
 
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取り付け状態を下から見たところ。
 
101-0120_IMG.GIF
 
飯ごうの中にはこんなオモリを 2袋(2kg)入れてある。
 

もう重量が大きく変化する事もないはずなので、重さをはかってみた。
* ミラーボックス 11.8kg
* トップリング + 支柱 3.8kg
* ロッカーボックス 8.2kg
* ウェイト 2.0kg
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合計 25.8kg
これが重いのか軽いのかはよくわからないけど、 現実問題としてはミラーボックスの運搬がちょっと大変。 ^^;

2004/12/19(?)
ファインダーをつけた。
そもそも気軽に大きな口径を振り回したいと言う発想で作り始めたので、 長焦点広視界アイピースで実視野 2度を確保しているので、 当初はファインダーは必要ないと思っていたが、 実際に使い始めると、 高度の高い目標を導入するのはかなり苦しい姿勢を強いられるので、 やはりファインダーを付けることにした。
使ったファインダーは以前から愛用していたタカハシの 7×50アクロマート。
ただ、使い勝手からトップリングにつける事になったので、 またまたバランス問題が... ^^;;
とりあえずいい方法が思い付かないので、 暫定的に飯ごうに入れていたオモリ 2kgを飯ごうの反対側にぶらさげ、 飯ごうの中には 1kgのオモリと古いハードディスクを突っ込んでバランスさせている。 ^^;
たぶん 2kg弱の体重増になっているはず。

至極当り前の話だけど、やはりファインダーがあると導入は圧倒的に楽。
特にいまの時期の M33などはいきなり本体を振り回してもなかなか入らないが、 ファインダーがあれば(ファインダーでは見えてはいなくても) 振り回す範囲が狭くてすむのは気が楽だ。
2005/01/02
星像の追い込み。
完成以来、どうも星像が甘く感じていたのだが、 かなり時間をかけて光軸をいじってもあまり改善されないので、 少し気になっていた主鏡の支持に使っているゴムの厚み調整をしてみた。 (鏡を圧迫してしまっているのではないかと思われたので。)
全体にゴムを 1mm程度薄くしてみた結果、少しシャープになったので、 やはり鏡を圧迫してしまっていたようだ。 土星などもかなり細かく見えるが、 手持ちのアイピースが 1本しかなく、 それほど高い倍率をかけているわけでもないので、 まだまだ満足できるレベルではないような気がする。
バランス問題と合わせて、今後の重要課題の一つ。