トップリング製作
2004/08/28
パイプクランプおよびトップリング加工
トップリングはできるだけ軽くするため、 薄いドーナツ盤(上部)と、 接眼部を支えるドーナツ盤 1/3周分の下部で構成する予定だったが、 実際に作っている途中で下部パーツが割れてしまったので、 急きょ 2枚のドーナツ盤にすることにした。
パイプクランプは木で作り、スリ割をパッチン錠で締めつけるという予定だけど、 きっちり締まるだろうか。 とりあえず今は摩擦でも止まっているので、 これから鏡がついたり接眼部がついても心配する程でもないのかもしれない?
耳軸を取り付ける部分の加工にミスがあって外れ止めに乗り上げてしまう事に気づいたので慌てて修正。
あと上下ベアリング(耳軸の受け側)に「チーター戸すべり」とかいうのを貼ってみた。 耳軸外周は木のままだけど、それなりにすべる。 けど、円周の加工精度が悪くてあちこちで木がこすれている。 今はそのおかげでバランスが取れていなくても写真を取る時に手を離せるけど、 ちゃんと手直ししないと。 ^^;
 
2004/08/29
トップリング加工の続き
下部ドーナツ盤を切りだして(今回は糸ノコが借りられた :->)、その後仕上げ。 上部ドーナツ盤との間を余ったアルミパイプで作ったスペーサでつなぐ。 ひさしぶりにダイスでネジ切りをした。
さらにスパイダー金具を取り付けていよいよそれらしい姿になってきた。 :-)
塊ごとに大まかにはできあがったので、組み上げる手順や収納状態を確認する。 まだパイプクランプは完成していないので、 各パーツはお互いの摩擦だけで止まっている状態だが、 望遠鏡を操作しているという感触はイメージできる。
 
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ミラーボックスとトップリングはこんな感じで収納する予定。 (まだ接眼部がついていないけど、手で支えているあたりにこんなイメージで付く予定)
 
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奥から、 マウント(水平回転台と上下ベアリング部)、 鏡筒パイプ、 ミラーボックスとそれに積み重ねたトップリング。 移動するときはこの 3つの塊で運ぶ事になる。
マウントの左にある円盤はミラーボックスのふた。
 
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ミラーボックスからトップリングを外し、 鏡筒パイプをミラーボックスに立てたところ。
 
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パイプにトップリングを組み付け鏡筒が組み上がったところ。
加工精度が悪いのが幸い(?)して、 クランプされていなくても摩擦だけで止まっている。 (つまりパイプは少々たわんでいるって事 ^^;)
 
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鏡筒をマウントにのせたところ。 ここまで 2分以内で組める。
接眼部の高さもバッチリ。 :-) (だけどカミさんや娘にはちょっと高すぎるという事にいま気づいた。 ^^;)
 
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ま正面から見たところ。 まだ主鏡がはいっておらず、 セル(まだ置いてあるだけ)の三角形の一端が大きな斜鏡の影にかすかに見える。
 
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ま後ろから見たところ。
ミラーボックスを地べたにおいてもいいように大きなゴム足をつけた。 バランスにも寄与してくれれば、なんて淡い期待も込めて(んな訳ないって... ;-p)
奥の方の椅子の上にあるプチプチにくるまれたモノが主鏡。
 
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まだ主鏡が入っていないのでバランスがとれず、 手を離しても安心なのは真上を向いた時だけ。 ^^;

というところで時間切れ。続きはまた来週。
残る加工は、パイプクランプ、耳軸の外周、接眼部、セルだけど、 接眼部やセルはほとんどが金属加工になるので、いっそう歩みが遅くなりそう。 ^^;
それでもゴールが見えてきた感じがする。 :-)