鏡筒軽量化 & 山北りゅうこつ小屋時代

大学2年(1978年)の冬シーズンまでは熱心に木星のスケッチ観測をしていたものの、「星を見る会」では観望や星野写真を撮る人が多く、また九十九里浜方面にバイクやクルマで出かけて眺める催しも多かったので、だんだん観望に軸足を置くようになって Ledaの出番は減ってしまいました。

大学を卒業し、就職と同時に富士宮に引っ越して社宅に入って観測小屋もなくなってしまったので、鏡筒を少しでも軽くしようと鉄の L字アングルをアルミに変更しました。

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ボルト止めで作っていたので簡単な改修ですみましたが、帯鉄などはそのままなのと、パーツを止めるボルトは数が多いので地味ながら積み重なると重く、トータルとしてはあまり軽量化できませんでした。(※)

言い訳がましくはなりますが、会社勤めだと平日の夜に星を見ようというのは意外に億劫で、また一人暮らしになって家事もやらなくてはいけなくなったので、結局は出番が増えることにはつながりませんでした。

ちょうどそんな時(1981年くらい)に「星を見る会」の OB有志でお金を出し合って山北町に土地を借りて観測小屋(りゅうこつ小屋)を建てることになったので、そこに置く望遠鏡として使ってもらう事にしました。

その後、2004年末に小屋を閉鎖する際に引き上げてくるまで、手元からは離れていました。
 

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※ ちなみに、少し後に Stellaも鏡筒を作り変えていますが、そちらはこのことを踏まえて近所の鉄工所に頼んで、アルミ溶接で軽く、しかもがっちりと作ってもらいました。
その後、その鉄工所は廃業してしまい、近所にはアルミの溶接を受けてくれるところが見つからないので、あの時に一緒に鏡筒を作ってもらっておけばよかったと未だに悔やまれます。