迷光と結露の対策

眼視専用にしていた時は、軽さと運搬時のつかみやすさ重視で開放筒でしたが、そのまま写真撮影に使うと迷光でかなり残念なことになります。

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こちらは 2011/10/31夜の自宅の玄関前でのファーストライトの JPEG画像(ISO 800 / 150秒 & 200秒)ですが、背景の明るさのムラは近くの街灯からの迷光です。(極軸がちゃんと合っていないとか赤道儀のピリオディックモーションエラーが丸わかりとか、大震災後の節電のため想像以上に背景がカブっていないなど、今見るとなかなか興味深い画像です。 ^^;)

どのような形で遮光しようか考えた末、まずは暫定的に発泡スチロール製の黒い工作用ボードをホームセンターで買ってきて、(別の方法も試せるように)仮止めのつもりで養生テープで貼りました。
また、主鏡付近はミラー清掃などもしやすいように黒いジャージの足部分をかぶせています。

結果的にはとても軽くてミラーの結露などもなく意外によかったので、暫定のはずが今でもそのままです。

また、この鏡筒は可搬性を考慮してかなり短めに作ってあり、斜鏡は筒先に飛び出すくらいになっていて、合焦部もほとんど筒先ギリギリと言っていい位置にあるので、筒先からカメラへの迷光も入りやすくなっています。そのため黒い PPシートで大きめのフードを作ってつけています。