オートガイダー(NexGuide)の導入

赤道儀のピリオディックモーションが予想外に大きくてオートガイダーが必須となりました。

オートガイダーは大きく分けて PCを必要とするタイプと PC不要のスタンドアローンタイプがあります。

ここでちょっと話が横にそれますが...私にとって一番手近な撮影場所である朝霧高原の撮影地には多くの天体写真マニアが集まるのですが、そこでは暗闇の中にノートPCの画面が花盛り状態です。
光害をもっとも嫌うはずの人が傍若無人に光をまき散らしている姿をみて、自分はそうはなりたくないと思うと、自然と PCレスのオートガイダーを選ぶことになりました。

オートガイダー本体は 2012年12月末にAmazonで購入。
PCレスの選択肢は少なく、選んだのは新型発売前で値崩れしていた Celestronの NexGuideです。
価格が安いという長所に対し、感度が低いのが最大の弱点で、ガイドスコープは口径が大きめのものが必要となりますし、春などは特にガイド星を探してガイドスコープをけっこう大きく振る必要も出てくるので、微動のついたガイドマウントが必要になって、システム全体が重く大きくなりがちですが仕方ありません。
今回は誠報社の 6cm F7ガイドスコープ(ST-60)と協栄産業の低重心ガイドマウントを調達しました。

ガイドスコープをのせたガイドマウントを鏡筒に直接取り付けて配線をするとこんな形になりました。

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当初、NexGuide本体はガイドスコープの接眼部にそのまま挿していましたが、NexGuideはカメラの背面に一体化した液晶モニタがあるので撮影対象の高度が高い時に非常に操作しにくくなります。
なので、天頂プリズムで 90度曲げることで NexGuideの操作時にはそれほど苦しい体勢をとらなくても済むようになりました。

しかし、ガイドスコープにガイド星を導入する時にはガイドスコープの横の小さなファインダを覗かなくてはいけないので、やはり高度の高い時の導入は大変苦しいものでした。