主鏡の再メッキ

主鏡は最初の製作以来 30年以上の月日を経る中で、2回再メッキをしていました。

しかし眼視用に使っていた頃は開放筒で結露しやすく、雑にティッシュで露をふき取ったりしていたので痛みがかなり激しいものでした。
ただ、再メッキは頼むと 1~2ヶ月かかるので、稼働率の高い望遠鏡の主鏡というのはなかなか出す機会がないものです。

ところが 2014年6月に、たまたま「星を見る会」同期の Hさんから PENTAX 100SDUF(通称ツチノコ)を借りられることになり、2014年から 2015年にかけてはそちらでの撮影機会が多くなっていて Stellaの稼働率が下がっていました。
そこで 2015年11月に 3度目の再メッキに出すことにしました。

依頼したのは中央光学さん。
メイルで何度か打ち合わせてからミラーを送りました。
ミラーが到着したことを連絡してくれたメイルに状況写真を添付してくれたのですが、それを見たらもう恥ずかしくて...今後はもっと優しく扱おうと心に誓いました。

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その後、返送されてきたピッカピカのミラーとともに、分光反射率の測定データも添えられていました。
メイルでの打ち合わせの時にも感じていたのですが、いろいろなところに担当の方の光学製品への愛を感じました。お世話になりました。

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