概要

1978年末に鏡面を自作し、1979年春までに最初の形になった 12.5cm F5.4反射望遠鏡の製作・改造の歴史です。

製作当初は光害の激烈な千葉市に住んでおり、星見場所への移動手段がバイクだったことから、

  • コンパクトに折りたためてバイクでも持ち運べて観望に使用できる眼視用RFT

というコンセプトで設計・製作し、実際に九十九里浜や北茨城などでの観望で活躍しました。

就職して富士宮に引っ越した後もしばらくは庭や朝霧高原での観望に使っていましたが、子育ての時期には星を見ている余裕がなく、しばらくはお蔵入りしていました。

子どもが小学生くらいになって少し余裕ができたので観望を再開しましたが、その頃には移動手段もクルマになっていたので、剛性に問題のあった鏡筒をアルミアングルの溶接で作ってもらったフレームに変更、アイピースも Vixenの K 30mmからタカハシの Or 40mmに変更して安定した光軸で眺められるようにしました。

その後、28cmドブソニアンの製作後は出番が減ってしまったので、現在は自作のコマコレクタ・レデューサと組み合わせて直焦点撮影専用となっていて、手元の望遠鏡の中ではもっとも稼働率の高い筒となっています。